[仮想マシン]Virtual Boxインストール、設定方法

概要

Virtual Boxは、仮想マシンを構築するのに必須のツール。
そのVirtualBoxのインストールから実際にOSを入れる前の設定までを解説しようと思う。

「これから検証したいことがある!」や「このOSを使ってみたい!」等を考えている方は是非参考にしていただきたい

事前準備

・Virtual Boxのダウンロード
 [Download]

インストール手順

まずダウンロードしてきた「VirtualBox-6.0.6-130049-Win.exe」を開いてみる。
すると「Oracle VM VirtualBox ..* Setup」が開く。

「Welcome to the Oracle VM VirtualBox *.*.* Setup Wizard」画面

セットアップを開始するかどうかの画面なので、「Next>」をクリック。

「Custom Setup」画面

何をインストールするかカスタムできる画面だが、標準インストールで問題ないのでそのまま「Next>」をクリック。 次の画面でデスクトップアイコン、スタートメニュー、クイックランチバー、.vboxの拡張子を認識して関連付けるかを設定できる。
必要なものにチェックを入れて「Next>」をクリック。

「Warning:Network Interface」画面

一時的にネットワークが切断されるがインストールが終われば再開する、という警告。何かネットワークに接続しながら作業をしている場合は保存して閉じたり、不安であれば作業をすべて終えてからにしよう。
準備ができた人は「Yes」をクリック。

「Ready to Install」画面

インストール前の最終確認画面。特に問題ない場合は「Install」をクリック。
インストールが終了するまでゆっくり待っておこう。

「Oracle VM VirtualBox *.*.* installation is complete」画面

インストール完了の画面。真ん中のチェックを入れると「Finish」を押したらVirtualBoxが起動する。
インストールはこれで終わり。

仮想マシン設定手順

ここからは実際にVirtualBoxを用いて仮想マシンにOSを入れる直前までの設定をする。 まずは実際にVirtualBoxを開いて、VirtualBoxのツールから新規をクリック。

「仮想マシンの作成」画面

ここから仮想マシンの作成をしていく。

名前とオペレーティングシステムの選択

仮想マシン作成の画面がでたらまず仮想マシンに名前を付ける。
例えば「CentOS7」であったり、「検証環境」とかでよい。
「CentOS7」にすると、タイプとバージョンが自動で判別されるので、
設定が楽になる。
ここで「検証環境」などにした場合は、自分の入れたいOSにあわせて、「タイプ」と「バージョン」を選択する。 マシンフォルダーはどこに仮想マシンを配置するかを選択できるが、特に問題なければそのままの場所で問題ない。

メモリーサイズ

メモリー(RAM)のサイズを選択する画面。最低でも必要な物が上に書いてあるので、それよりも高いように設定してください。

ハードディスク

仮想マシンのハードディスクをどうするかを選択する画面。
後にハードディスクを設定する人は上を選択。
今、容量の設定をしてしまえる場合は真ん中を選択。
既に他の仮想マシンを作っている場合で、そのマシンの容量を使用したい場合は一番下を選択して、使いたいマシンを選択する。
ハードディスクのファイルタイプ
作成するハードディスクのファイルをどうするか選択できる。
ディスクイメージにするのか、ハードディスクにするのか、マシンディスクにするのか。
特に特別なことがない限りはVirtualBoxの形式であるVDIにするのをお勧めする。
物理ハードディスクにあるストレージ
実機側でのストレージをどう使って仮想マシンに反映するか、という画面。
可変サイズと固定サイズがあるが、
可変サイズだと仮想マシン側で使われた分だけ実機側でも消費していく。
固定サイズだと、20GBで設定した場合に即座に実機で20GBを消費する。 用途が決まっていて、これ以上容量が増えることはないと確信しているなら、固定サイズのほうが早く動くのでお勧め。
用途が途中で変わったり、決まっていない場合は可変サイズをお勧めする。
ファイルの場所とサイズ
ファイルをどこに置くか、ハードディスクのサイズをどうするかの画面。
ファイルは置きたい場所があるならそこを選択、特になければそのままでも問題ない。
ハードディスクのサイズをどうするかは用途によって変わるが、実機側から削られていくので注意して設定してもらいたい。

マネージャー画面

仮想マシンの作成は終了したが、まだ仮想マシンの起動前にやるべきことがあるので起動はまだしないでほしい。

初期設定手順

ここからは設定してもしなくても良いが、しておいたほうが後に楽になる設定を記載していく。 まずマネージャー画面から設定したい仮想マシンを選んで、右上の歯車マークの「設定」をクリックして欲しい。

「仮想マシン名 -設定」画面

まず設定項目が「一般」「システム」「ディスプレイ」「ストレージ」「オーディオ」「ネットワーク」「シリアルポート」「USB」「共有フォルダー」「ユーザーインターフェース」と10項目あるが、
今回設定変更する項目は「システム」「ディスプレイ」「ネットワーク」の三つだけなので、難しくはない。

「システム」画面

「マザーボード」タブの「ポインティングデバイス」を「PS/2」にすることをお勧めする。
VirtualBoxのバージョンが古いと、CentOS7のインストール時にマウスが表示されないことが起こるからだ。
次に記載している「ディスプレイ」の設定項目でも同様の現象が確認できている。

「ディスプレイ」画面

「スクリーン」タブの「グラフィックスコントローラー」を「VMSVGA」にすることをお勧めする。
上記とおなじで、設定が初期のままだとインストール時にマウスが見えなくなってしまうことが稀に起こる。

「ネットワーク」画面

今回の設定で一番重要なポイント。ここで設定をしないと、後々ネットワークにつながらない等で行き詰まる。
ネットワークの接続の仕方を決めるのだが、用途で割り当て方が変わってくる。
まず、普通に仮想マシン上でインターネットに接続のみをしたい場合はNAT。
仮想マシン同士を接続しつつインターネットに接続したい人はNATネットワーク。
実際に存在するかのようにIPアドレスを割り振りたい人はブリッジアダプター。
仮想マシン同士のみでの通信をしたい場合は内部ネットワーク。
ホストと、仮想マシン同士で通信したい場合はホストオンリーアダプタ。

特別な事情でUDPトンネルなどを使用したい場合は、汎用ドライバを使用する必要がある。

特に隔離して使う必要がなければブリッジアダプターかNATあたりがお勧め。

自分の使う用途に応じたネットワークを設定。 以上ですべての設定が完了したので、実際に仮想マシンを使用できる。

総括

個人的にはネットワークの設定が一番悩んだが、アダプターを4つまで追加できるので、用途に応じて使い分けるのもできるし、とりあえずでブリッジアダプターとホストオンリーアダプターを設定した。
仮想マシンを使用することで、普段実環境では試せないことが試せるので、どんどん試していってほしい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です