SoftetherVPN クライアント設定

概要

以前、SoftetherVPNのサーバーの設定について書きましたが、今回は、その接続先となるクライアントの設定をしていこうと思います。 WindowsやMac、Linuxのすべてでクライアントの設定ができますが、それぞれやり方が違います。今回は、LinuxのCentOSでの設定を行っていこうと思います。

インストール

まず、softetherのダウンロードを行います。
# wget https://jp.softether-download.com/files/softether/v4.29-9680-rtm-2019.02.28-tree/Linux/SoftEther_VPN_Client/64bit_-_Intel_x64_or_AMD64/softether-vpnclient-v4.29-9680-rtm-2019.02.28-linux-x64-64bit.tar.gz

ダウンロードしたファイルを解凍します。
# tar zxvf softether-vpnclient-v4.29-9680-rtm-2019.02.28-linux-x64-64bit.tar.gz

コンパイルをします。
ここで、makeとgccをインストールしていないとコンパイルができないため、先にインストールしておきます。
# dnf(yum) install make gcc

コンパイル環境ができたら、コンパイルをしていきます。
# cd softether/vpnclient(インストールした場所で移動先が変わるので、それぞれにあった場所に移動してください。)
# make

makeコマンドを打つと、英文で規約などが表示されるかと思います。
すべて1で返答を返してください。(1:同意する/2:しない)

以上でインストールは完了です。

インストール直後は権限が違うので、権限変更を行っていきます。

# chmod 600 softether/vpnclient/*
# chmod 700 softether/vpnclient/vpncmd
# chmod 700 softether/vpnclient/vpnclient


サービスとして、vpnclientを登録していきます。

# vi /etc/systemd/system/vpnclient.service [Unit]
Description=SoftEther VPN Client
After=network.target network-online.target

[Service]
Type=forking
User=root
ExecStart=/data/softether/vpnclient/vpnclient start
ExecStop=/data/softether/vpnclient/vpnclient stop

[Install]
WantedBy = multi-user.target
あとはスタートして自動起動しておけば、完了です。
# systemctl start vpnclient.service
# systemctl enable vpnclient.service


以上でVPNの接続はできるようになりましたあとはユーザー等を作って接続すればVPNの接続完了です。

総括

VPNを使おうとなると、色々なサービスがあり、かなり迷いますが、今回はCentOSでも手軽に使えそうだったのでsoftetherVPNを選びました。
公式サイトにもやり方がある程度載っていて、あまり設定に苦労はしないんじゃないかなと思います。
わからないことがあれば公式サイトにほとんど載っていて、私もビックリしました。便利すぎます。
機能もたくさんあるようなので、使いこなせるようになりたいですね。

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