[CentOS]Zabbixクライアント側監視設定

概要

Zabbixについては以前、記事でお話したと思いますが、
念のためZabbixのことを簡単におさらいすると、サーバー監視ツールであり、様々な監視方法でサーバーの異常を知らせてくれるツールです。

今回はそのZabbixを有効活用する設定をしていって、クライアントを監視をしてトラブル時にいち早く対応できるようにしましょう。

インストール

まず監視するクライアントにZabbix Agent(エージェント)を入れることで、Zabbixでの監視が可能になります。Zabbixのリポジトリからインストールできるため、インストールしましょう。(zabbixのリポジトリは前回の記事でインストールしているため、そちらを参考にお願いします)

# yum install zabbix-agent

インストールできたら、エージェントの設定を行っていきます。

設定

Zabbix Agentの設定は/etc/zabbix/zabbix_agentd.confの中身を編集して、設定をしていきます。
念のため、初期設定の状態のバックアップをとっておきましょう。

# cp -a /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf.backup

実際に編集していきます。

# vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

変更する場所は下記の一箇所、zabbix-serverを動かしているホストの指定のみで大丈夫です。95~100行目付近にあると思います。

Server=127.0.0.1

この、127.0.0.1をzabbix-serverを動かしているホストに指定してあげます。

Server=xxx.xxx.xxx.xxx(zabbix-serverを動かしているホストのIPアドレス)

この変更を行ったら、設定反映をさせるため、zabbix-agentを(再)起動してあげましょう。

# systemctl (re)start zabbix-agent.service

これでおわり…と言いたいところですが、まだこの状態だと監視できません。なぜならポートの開放をしていないからです。

Zabbixは特に指定していなければ10050番のポートを使うため、ポートの開放をしてあげましょう。

iptablesやfirewalldなど、使用しているサービスがそれぞれ違うと思いますので、各自のサービスに添って、zabbix-serverの入っているホストからの10050番ポートを開放してあげてください。 サービスの再起動も忘れずに行ってください。

Zabbix-server側の設定

現状、サーバ監視をできる状態になりましたが、まだ監視をしているわけではありません。
Zabbix-server側でサーバ監視の設定を行いましょう。 ブラウザ上でZabbixを開いて、「設定」から「ホスト」を開きます。
開くと、右上に「ホストの作成」があると思うので、それをクリックします。 ホスト名 グループ選択 エージェントのインターフェース の入力欄を、それぞれが監視したいサーバの情報で埋めて一番下の追加を押します。

すると、ホストに追加されたと思います。
次は監視したい情報を入れていきます。
追加したホスト名をクリックして、ホストの設定画面を開きます。
次に、設定画面のタブから「テンプレート」を開きます。

新規テンプレートをリンクの欄の選択から、CentOSのサーバーであれば「Template OS Linux」を選択して、「追加」をクリックします。
最後に、下の「更新」を押せば、更新され、正常に監視が出来ていれば、さまざまな情報が取得できるでしょう。

総括

Zabbixの監視の設定、そこまで難しくもなく、助けられることも多いので、私はとても役に立っていると思います。
また、自分でパラメーターを作成して、監視するものの幅を広げたり、何かと自由度が高いので、いろいろなことをチャレンジして見てはいかがでしょう。
CPUなどをグラフ化して、目視で確認ができるので、ぱっとわかりやすい情報が伝わるかもしれません。便利なので使える物はどんどん使っていきましょう。

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