[CentOS]Zabbixインストール、設定

概要

Zabbixとは、オープンソースの監視ソフトウェアであり、様々なトラブルをいち早く察知するのに役に立ちます。 Zabbixはさまざまな種類の監視方法をサポートして いて、以下のようなことができます。
・サーバの容量やCPUなどの監視
・httpなどのサービスの監視
・ネットワーク機器の監視(snmpdを用いた監視) これ以外にもさまざまな監視ができます。
まずはインストールをして、Zabbixが見れる状態にならないと始まらないので、設定をしていきましょう。

インストール

まずはじめに、ここではCentOS7を用いて、Zabbixを動かしていきたいと思います。
Zabbixのみでは動作しないため、下記のパッケージをインストールしてから、Zabbixをインストールしましょう。
# yum install httpd-devel php php-devel php-pdo php-mysqlnd php-mbstring php-mcrypt php-gd php-pear php-pecl-apc-devel zlib-devel mariadb-devel mariadb-server

内容は、http、php、mariadb、Zabbixを動作させるための準備物です。 Zabbixを実際にインストールするにあたって、リポジトリをまず追加しましょう。 # rpm -ivh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.0-1.el7.noarch.rpm

パッケージもインストールします。
# yum install zabbix-server-pgsql zabbix-web-pgsql zabbix-web-japanese zabbix-agent

設定

インストールが終わったら、mariadbを起動して、ユーザーとパスワード、Zabbix用のデータベースを作ります。 # systemctl start mariadb.service
# mysql -u root
# create database zabbix;
# grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'xxxxxxxx' ;

# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-4.0-1/create.sql.gz | mysql -uroot zabbix

データベースのパスワードをZabbixに教えます。
# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf

115行目あたりにある下記の行を変更します
#DBPassword=
下記に変更 DBPassword=xxxxxxxx

タイムゾーンを東京に変更しましょう。
# vi /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf
19行目あたりに似ている行があるのでそれの下に追記、もしくはコメントアウトを外して書き換えてしまいましょう。
php_value date.timezone Asia/Tokyo

起動

# systemctl start zabbix-server.service
# systemctl start zabbix-agent.service
# systemctl start httpd.service

アクセス確認をします。
https://xxx.xxx.xxx.xxx/zabbix/setup.php 色々出てきますが、すべてOKで問題ないです。
データベース名などを入力する箇所が出てきたら、自分の作成したデータベース名やユーザー、パスワードを入力して設定してください。

総括

Zabbixは使いこなせればとても便利な機能がたくさんあります。
トラブルが起こった際に、Zabbixに何度も救われました。
監視したいサーバを追加していく手間はあるかもしれませんが、恒久的にトラブルの対応が軽減されると考えると、億劫でもない作業です。
みなさんもぜひ使いこなして、様々なサーバ監視をして見てはいかがでしょう。

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